重力に挑んだ植物たち:10倍の重力で見えた進化のヒント
- 2025年7月18日
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植物が海から陸へと進化したとき、最も大きな環境の変化のひとつが「重力」です。2025年7月17日発表のこちらのScience Advances誌の論文では、藤田知道先生(A03、北海道大学)らの研究チームが、コケ植物のヒメツリガネゴケを使って、地球の6倍や10倍という高重力環境での栽培実験を行っています。その結果、植物の丈は低くなりつつも、葉緑体が大きくなって光合成がむしろ活発になるという反応が見られました。さらに、「ISSUNBOSHI1(一寸法師1)」というユニークな名前の転写因子が、重力への応答をコントロールしていることも判明。この遺伝子を操作することで、重力の影響を人工的に再現できるそうです。光をエネルギーに変える光合成のプロセスが、うまく重力に連動する生物学的な意義(なぜ?)や分子機構(どのような仕組みで?)など、興味深いですね!
北海道大学のプレスリリースはこちらに。
こちらの研究は、JAXAの宇宙実験の予備実験として地上で行われたものです。逆に、重力が無くなった環境(微小重力)での影響を調べる国際宇宙ステーションでの宇宙実験にも期待!


